モルタデッラに関する最初の証拠は、ボローニャ考古学博物館に所蔵されています。それはローマ帝国時代の石碑で、片面には牧草地で草を食む7匹の子豚が、もう片面には乳鉢と乳棒が描かれています。この道具は、ローマ人が肉を塩や香辛料とともにすりつぶし、混ぜ合わせるために使用していたもので、「モルタデッラ」という名称は、「乳鉢で細かく刻んだ肉」を意味する mortarium または murtatum に由来するのではないかと考えられています。
もうひとつの興味深い説では、その名称はラテン語の myrtatum、つまりミルタ(ギンバイカ)に由来するとされています。この香り高い植物は、farcimen myrtatum と呼ばれる古代の腸詰め肉料理の主要な材料であり、大プリニウスやウァロもこの料理について記しています。
モルタデッラ・ボローニャには何世紀にもわたる歴史があり、ボローニャ地方の食文化を代表する、最も有名な食肉加工品とされています。